既婚者なのにモテる男性
大人の恋愛の世界では、既婚者がモテるという考えを持つ人は少なくありません。そして実際に大人たちの恋愛模様を見ていても、独身男性に比べると既婚男性の方がモテているように見えるのもよくあることです。
既婚男性と言えば当然妻がいて家庭があり、子どももいるということもあるでしょう。つまり付き合ったとしても結婚できる可能性は低く、実際に結婚できたとしてもその過程では相手の家族を崩壊させたり、多くの人に恨まれることにもなります。
それでもなぜ既婚男性がモテるのでしょうか。それには以下のような理由が考えられます。
大人の余裕が感じられる
既婚男性と言えば少なくとも一度は大きな恋愛をして結婚まで至っているわけです。なので単純に言えば恋愛の経験値が多いとは言うことができます。人によってモテるモテないはあるので、一概に既婚男性と言っても恋愛経験が豊富とは言えないかもしれません。
しかしそれでも一度は女性と結婚するまでのことは経験しており、独身男性と比べればその経験値には大きな差があります。そのため経験の少ない男性に比べても焦っているような部分が少なく、女性に対してもガツガツとは攻めていきません。それが大人の男性としての余裕となり、そのの男性を見る女性からしてみれば大きな魅力となっているわけです。
女性のことをよくわかっている
既婚男性の経験値は女性に対する理解度にも関わってきます。特に結婚というものは一人の女性と常に生活を共にすることであり、その中では女性も恋愛時代とは違った側面を見せることも多いでしょう。
朝起きてから夜に寝るまで、結婚をしてまで相手に対して仮面をかぶり続ける女性はいません。そうした生活の中で既婚男性は女性の裏も表も知り尽くしていくのです。そんな女性への理解は結婚相手以外にも通用します。特に女性は男性に対して本音を言いにくいとも言われます。
たとえば女性がある行動をした時、その本音はどこにあるものなのか、既婚男性はそこに気がつきやすく、女性からすれば自分が理解されているという安心感につながるのです。
家庭的な部分が逆に魅力的
既婚男性といえば周囲に家族の話をすることなども多く、それは女性との恋愛においては不利と思われがちかもしれません。しかし実はそれは違っていて、女性は男性に魅力を感じる時、それが家庭を持っているかどうかというのは第一に気にすることではありません。
それよりも家庭を大事にしている人、一つの家庭を守る力があり、温かみのある人ということが、また男性の魅力として感じられるのです。独身男性からすれば理不尽に思うところもあるかもしれませんが、家庭を持つ男の温かさというのも、女性にとってはまた魅力となるのです。
女性からモテる既婚者
ではあらためて、女性側の視点からすると既婚男性はどういった点が魅力的であり、また恋愛感情に近いものを持つに至る理由を持っているのでしょうか。女性には既婚男性がどのように見えているのかを紹介します。
安心感がある
通常、既婚男性は独身の女性にとって眼中にない存在と考える人も多いでしょう。実はそれも当たっている部分があり、女性は既婚男性を基本としては恋愛の対象とは思っていません。
しかし、ある意味で既婚男性は女性にとって中性的なポジションを獲得しているとも言えるのです。たとえばこれが独身男性であったら、恋愛の対象になりうる存在として見なされます。とはいえ好みでなければ女性にとっては恋愛対象ではありませんが、男性の側からはわかりません。少なくとも女性とすれば相手が自分に対して恋愛感情を抱く可能性があり、その可能性が警戒心を生むわけです。
ですが相手が既婚男性であれば、基本的にその心配はないと考えられます。どれだけ距離が近づいたとしても、最終的に相手には妻がいるので自分が恋愛対象として見られることはないと思うわけです。現実にはそうでないこともありますが、少なくとも原則的には恋愛対象ではないと思うことで女性は安心感を感じるのです。
女性は同性にはしにくい悩みごとを持つことも多く、そうした時には男性の助けが必要なこともあります。しかし独身男性では望まない恋愛に発展してしまう可能性もあり警戒心も生まれますが、既婚男性であればその心配は減り、相談しやすいといった安心感があるのです。
社会的信用がある
結婚というのは社会的信用を得る要素の一つともなりえます。恋愛に限らず、近年ではそれほどでもありませんが、仕事においても独身男性よりも既婚男性の方が信用性が高いというのはよくあることでしょう。
そのため営業職などでは、あえて結婚指輪をしているということもあります。また家庭を持つということは家庭に対する責任があり、そう簡単には社会を裏切ることもできません。もちろん独身男性ならば簡単に犯罪行為に走れるということではありませんが、しかし家族を守るという責任が何らかの背徳的な行為をする上でのブレーキとなるのも事実でしょう。
そうした信頼感は女性にとっても同じで、相手が家庭を持っているということは、責任ある大人の男性の証と自然に感じる女性は少なくないのです。事実、独身男性とそこまで違いがあるのかという実質的な部分は別としても、その社会的信用によって女性は既婚男性と距離を縮めやすく、結果としてよくモテるということにもつながっていくわけです。
モテる既婚者の特徴
次にモテる既婚者の特徴について触れていきましょう。ここまで大きく既婚者のくくりでモテるかどうかについて解説してきましたが、もちろん同じ既婚者の中でもモテるタイプとモテないタイプに分けることができます。
単に既婚者だからといって誰もがモテるわけではありません。また一方で、そのモテるモテないの違いも独身男性とはまた違った既婚男性ならではの特徴があります。そんな既婚男性だからこそ持ち得る、モテる特徴は以下のようなものになります。
見た目がおしゃれで清潔感がある
おしゃれというと、独身男性の方がおしゃれではないかと思う人もいるかもしれません。実際、単にファッションに詳しかったりマメであるとか、服にお金を使うといった点では独身男性の方がまさっていることも多いでしょう。
ですが男性の場合、独身時代とではむしろ既婚のほうがおしゃれで清潔感が出てくると言ったケースは珍しくありません。これが女性であれば結婚まではおしゃれに腐心して結婚した途端に気を使わなくなるというのもよく聞く話ですが、男性ではそれまでだらしなかったものが、結婚をして妻に管理されることで服装が妻のセンスによって女性好みになったり、また清潔感のある髪型やヒゲにも気を遣うようになり、家族に言われることでシャワーもマメに浴びるようになるといったことがあるのです。
それによって男性が自ら意識したモテファッションといった類のものではなく、より自然な形でおしゃれで清潔になり、さらに妻のセンスが反映されることで女性から見て魅力的なツボが押さえられるといった、大人の男性を求める女性にとっては非常に魅力的な存在になるといったこともあり得るのです。
家庭的な話ができる
既婚男性といえば、自身の家庭の話も定番の一つと言えるでしょう。モテる男性という観点からすれば、女性にとっては可能性のない家庭の話はマイナスでは？と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
恋愛に関して合理的とも言われる女性ですが、少なくとも恋愛の入り口に関しては直接的な損得よりも、相手が魅力的か否かという要素が優先される女性は多く存在しています。既婚男性による家庭の話とは、それだけ愛が深いことの証であり、自分にとって大切な人をどれだけ大事にしているかということにもなります。
そうした男性の内面は女性にとって強く魅力を感じさせられる部分であり、実際にパートナーにできるかどうかとは別として、異性としての評価につながるのです。もちろん実際に付き合うともなれば相手の家庭の話を好まない女性も多くいますが、少なくともモテるという部分においては、家庭の話ができることは大きなメリットなのです。
既婚者がモテる理由
ではここであらためて、なぜ既婚男性はモテるのかということについて考えてみましょう。それは既婚男性の持つ特徴や、女性から見た男性としての魅力などもありますが、さらに他にも女性にとって、その男性と付き合うことによるメリットというものもあります。
ただ感情的な部分だけではなく、女性にとってのメリットという部分について考えてみます。
人のものだからこそ欲しくなる
人間には物欲というものがありますが、ものを欲しくなる理由にも様々なものがあります。恋愛に置き換えれば男性の顔や身長、年収といったスペックの部分も欲しくなる理由になりますが、それ以外にも「人のものだから」ということが理由になりえることもあるのです。
たとえばアクセサリーやグッズなどでも、周りのみんなが持っていたり流行していれば欲しくなりますよね。彼氏が欲しいという心理自体にもそういうものがあるかもしれません。そしてさらには、あるものがこの世に一つしかなく、それが他人のものであったならば自分も欲しくなってしまうということは無いでしょうか。
それがたとえ元々は興味がないものだったり、この世に溢れているものだったら欲しいとすら思わなかったのに、たった一つで、他人のものだったら急に欲しくなるといった心理が人にはあります。
それは希少性という部分もありますし、他人が評価しているものだから自分にも良いものだと思えるということもあります。またさらに、他人から奪い取るという行為そのものがマウンティング的な要素を持っており、自分が優れた人間だと認められる欲求として発現することもあるのです。人のものだからこそ欲しくなる。既婚男性にはそういった魅力もあるのです。
その幸せを自分も得られるかもしれないと感じる
もしもその既婚男性が家庭のことを幸せそうに話していれば、きっとその家庭は円満で、男性には家庭を幸せにする能力があると感じられるでしょう。そんな男性と付き合うということは一見幸せと矛盾する行為のようですが、恋をする女性にとっては矛盾していないということもままあります。
つまり既婚男性には相手を幸せにするだけの能力が備わっており、その人と付き合えば自分も同じように幸せになれるかもしれないという考え方です。もちろんそこまで本気で考えていたら人間性に問題があると言わざるを得ませんが、しかし無意識的にはそう感じてしまうような女性のタイプは珍しくありません。
幸せそうにしている男性の隣に自分を想像することで、自分も同じように幸せにしてもらえるかもしれないといった感情を無意識的に持つことで、合理的ではない恋愛感情がそこにそこはかとなく、生まれ始めていくのです。
既婚者と恋愛に発展しないようにする方法
恋愛感情というものは理性で割り切れるものではなく、一度相手に対して生まれてしまうと止められなくなってしまうものです。相手が既婚男性であってもそれは同じことで、しかし倫理的には許されることではありません。
もしも相手の家庭を不幸にしてしまっても、社会全体を敵に回すようなことがあってもそれでいいと、一時の恋愛感情に走ってしまう人もいるかもしれません。ですがそれは結果的には本人たちも含めて不幸になってしまうだけということも多く、できれば避けるべきことでしょう。
では既婚男性との恋愛になってしまわないにはどうすればいいのか。その時の対処法について紹介します。
二人きりにならないようにする
男女の関係は基本的には一対一です。デートでも、食事でも、大人の関係を持つ時でもそうでしょう。また恋愛感情においても集団の中で一人に対して魅力を感じることはあっても、二人きりで話す機会などがなければそこから恋愛関係に発展していくということはありません。
なので、もし既婚男性を魅力的に思う感情を自分の中に見つけたならば、まずは二人きりになるのを避けることで、ある程度その気持ちが大きくなりすぎることを防ぐことができます。
また男性は一般的に女性から好意を持たれることには寛容で、既婚男性であっても自分に気がありそうな女性に対しては積極的になることがあります。そうした男性は既婚であるにもかかわらず二人きりになるチャンスをわざわざ作ろうとすることもありますが、それをきちんと避けていくことも大切です。
さらに男性が露骨に好意を示してくるようになったならば、きっぱりと断ることも必要になるでしょう。自分自身の感情が手遅れになるより前に、互いの距離を近づけすぎないように気をつけることが、恋愛に発展することを防ぐことにもつながります。
大きなリスクがあることを自覚する
既婚男性との恋愛は、言うなれば不倫そのものです。それがたとえ気持ちだけの関係であったとしても、もしも周りからそれを見咎められれば言い訳はできません。近年では芸能人やスポーツ選手など、著名人に対するバッシングが激しいことからも明らかなように、不倫は明らかに社会的にも嫌悪される対象になっています。
もしも自分自身がその立場になってしまったらということを考えてみましょう。相手の家庭を崩壊させるだけでなく、場合によっては損害賠償を求められることもあります。さらには周囲から好奇の目で見られ、中には中傷をされることもあるでしょう。
そうしたリスクをも踏まえた上でなお、その相手と恋愛をする価値があるのか。その点について十分に自覚しておくことが重要だと言えるのではないでしょうか。
【既婚者 モテる】独身男性にない魅力
ここまでもたびたび触れてきたように、既婚男性には独身女性では得られない明らかな魅力が存在しています。それをここであらためてまとめてみましょう。
ガツガツしていない
独身男性のすべてがそうというわけではありませんが、やはり独身男性のほうが既婚男性に比べると恋愛経験が少ない傾向にあり、また特定のパートナーがいないなどの理由から女性に対してはガツガツとしていることが多いとは言えるのではないでしょうか。
その点で既婚女性は少なくとも既に一人のパートナーがいるので焦るような理由もなく、また恋愛経験も積んでいるのであまり女性に対して前に出すぎるということもありません。そうした落ち着きが女性からすれば大人の余裕に感じられて、魅力的に映るということは大いにあります。
結婚した姿が想像しやすい
大人の女性ならば、男性と恋愛する際にはその先の結婚も視野に入れているということは多いでしょう。しかし恋愛と結婚は別のものであり、好きという感情だけでは家庭がうまくいかないというのもよくあることです。
結婚まで想定している女性は結婚後の家庭がどうなるか、その男性とどんな生活を送ることになるのかという想像をしていることも多く、そういった視点で男性を見ることもあります。そうした点で独身男性は結婚生活が想像しづらく、特に浮ついているような軽いタイプは遊ぶ相手としては魅力的でも、結婚まで考えるとあまり魅力的には映らないかもしれません。
しかし既婚男性であればその結論がすぐ見えるところにあり、その男性が家庭に対してどう振る舞うのかが実際にわかります。そうした想像のしやすさも既婚男性の魅力の一つと言えるでしょう。
頼りがいがある
独身男性と既婚男性を分ける大きなものの一つとして、責任というものも挙げることができます。もちろん独身男性にも責任はありますが、一つの家庭を持ち、妻や子どもに対して責任を持つということはその重みが違います。
場合によっては自分を犠牲にしてでも家庭を優先しなければなりませんが、独身男性ならばそうした責任を持つことは無いでしょう。そんな地に足を付けた責任感もまた、独身男性にない既婚男性の魅力といえます。
いざとなった時、最終的に自分と自分以外の何を犠牲にするのか。男性を見る女性にとってそれは重要な観点であり、いざという時に女性のほうが犠牲にされてしまうような危険を感じるならば、魅力的には見えないでしょう。
そうした目には見えにくい責任が既婚男性にはあり、そこがモテる要素の一つともなっているのです。